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チョッと存知ですか
-生活習慣病を防ぐ魚の量は?-
生活習慣が間題になっている今目、生活習慣病は、欧米化した食生活、ストレスや運動不足などがその原因といわれています。
最近、生活習慣病の予防に魚中心の食生活が見直されています。しかし、健康が気になる平均的目本人として、目常的に、どんな魚をどの位食べれぱよいのでしょうか。栄養・健康の専門家に聞いてみました。
生活習慣病のリスクが90%も減少!!?
一昨年、米国で魚を食べる人と、そうでない人を比べた二つの大規模観察研究が報告されました。これは、二万人の男性内科医を17年間追跡した研究で、この間94人の方が、心臓病で突然死しました。彼らの保存していた血液の油の成分(脂肪酸)を調べたところ、青魚に多く含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)などのオメガ3系不飽和脂肪酸が「.多いグループは」「一番少ないグループ」に比べて、突然死のリスクが90%も減少していることがわかりました。
もう一つは、女性看護師を対象にした調査で、魚を食ぺるのが週5回以上の人では、ほとんど食べないグループに比べて、心筋梗塞や狭心症などによる死亡率のリスクが45%も低かったのです。
魚がカラダによい訳
「魚の油」の中にはEPAやDHAなど、細胞が正しく機能するために不可欠な不飽和脂肪酸(オメガ3)が多く含まれています。日本でも80年初頭から研究が進められ、幾つもの成果が発表されています。その後の研究で、EPAやDHAは酸素や栄養素をを吸収する毛細血管への効果が高いこともわかりましたさらに血液を安定させる働きなど様々な効果が期待されています
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魚はダイエットにも劾果!?
動物実験では、魚の油は脂肪を燃やす遺云子を活性化させると同時に、脂肪の合成を妨げる働きがあることがわかっています。油や脂肪を摂取すると太ると思っている人が多いのですが、油の種類によって違い、EPAやDHAには抗肥満効果や脂肪を燃やす効果があるといわれます。
一目にタイの刺身6切れ1?
目本人の魚の平均摂取量や平均所要量などから計算・推定すると、1目1.7gのEPAとDHAを採れぱ良いことになります。
□1.7gのDHAとEPAを魚で採るには
多
い
↑
含
有
量
↓
少
な
い
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本マグロ(トロ) |
33c |
刺身2〜3切れ |
イワシ丸干し |
30 |
1〜2尾 |
うなぎ蒲焼 |
50 |
半串 |
イワシ |
60 |
1〜2尾 |
タイ |
45 |
刺身6切れ |
ブリ |
40 |
半切れ |
サンマ |
60 |
1尾 |
サバ |
60 |
1切れ |
サケ |
110 |
2切れ |
アジ開き |
85 |
2尾 |
ヒラメ |
400 |
刺身50切れ |
カツオ |
400 |
刺身50切れ |
マグロ赤身 |
1060 |
刺身80切れ |
日本人が魚をたくさん食べるウソ!?
世界有数の長寿国である目本は、魚と野菜を中心にした食生活で、欧米をはじめたくさんの国から常に注目を集めています。しかし私たちの周りの食事内容はすっかり欧米化しています。生活習慣が変わりつつあります。
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