「かぜかな?」朝、おきがけにこんな経験をしたことは
ありませんか。どうやら夜中にかげの症状が進みやす
いことと関係がありそうです。じつは、こらには二つの
大きな原因があったのです。
一つは、睡眠中は鼻の粘膜からの液体や唾液があ
まり分泌されません。また無意識なため嚥下(えんげ)
という飲みこむ運動が行われなくなります。そのため
鼻やノドの自浄力、免疫力が低下し、かぜウイルスが
繁殖しやすくなります。
ふた妻は、睡眠中には副交感神経が優勢になって
いてその支配を受けるリンパ球の活性が高まってい
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ます。リンパ球はウイルスなどの極微小な異物に対
処する白血球ですから、夜中にその感染を受けると
昼間よりも余計に防衛反応を起こします。その結果
発熱物質や炎症促進物が多量に放出され、頭痛や
ノドの痛み、鼻水、鼻づまりなどの症状として朝気
づくことになるのです。
したがってかぜの予防は睡眠中に行うのが効果的
です。 しkし、そう簡単にできることではありません。
そこで、「むれマスク」によって上気道になるべく水分
を送ってやることと、鼻呼吸によって空気をすみずみ
まで行き渡らせることで、鼻を爽快に保つことが必要
なのです。 |