冑だって規則正しい生活習慣が好き
三度三度の食事が美味しく食べられるのは
とても素晴らしいことです。人はその幸せを、
胃がトラブルを起こしてから初めて知るものです。
では、その胃のトラブルを起こす典型的な人の
タイプを紹介しましょう。朝はコーヒー1杯で家を
飛び出し、時計の針を気にしながら出社。
この不景気に営業活動が不調とあってイラつき、
ムスッとした顔で昼食。うまくいかない仕事の
ウサをはらそうと、居酒屋でチョットー杯の
つもりが…暴飲暴食で午前さま。「飲まなきゃ
いられねエよ」とグチもポロリ。こんなストレス
過多な生活を送っていては、胃だって荒れ
てしまいます。このような人には、それに
対応する薬のほかに、胃腸を守るセルフコン
トロールが大切です。
胃炎などを繰り返す人の原因で多いのは
「喫煙」「精神的過労」「肉体的過労」「不規則な
食事」「睡眠不足」など。中でも「睡眠不足」は
大きな原因の一つになっています。ストレス
解消で最も効果グある睡眠が十分にとれない
のでは、胃に鞭を打っているようなもの。よい
睡眠が得られる環境づくりなども気をつけて
みては、いかがでしょうか。
冑薬?整腸薬?適材適所で使いたいものです
食道、胃、十≡指腸、小腸、大腸はすべて
消化器で、病院では消化器科が対応します。
そのため、一般の方は「胃腸薬」の言葉を
鵜呑みにして、胃の薬も腸の薬も腸の薬も、 |
同じと考える傾向が強いようです。整腸薬を
消化薬と同じように思い、食べ過ぎたときに
服用しているケースもあります。あたりまえの
事のようですが、まずお客さまがこの点を理解
しているかを確認したいものです。さて、
胃の不調は次の2つに大別できます。第1は、
胃液の分泌が多い。第2は胃液の分泌が少ない
か胃の働きが弱い場合です。第1の場合は、
制酸剤や胃液の分泌を抑える薬が適用で、
第2の場合は消化薬や健胃薬が適用となる
でしょう。これに対し、腸の薬は整腸薬、殺菌・
下痢止め、下剤などです。「胃腸薬が欲しい」と
訴えるお客さま、適切な薬をお選び下さい。
慢性的に冑がもたれる、重いというお客さま
には
よく聞く胃の症状に「胃がもたれる」「胃が重い」
などがあります。主に消化不良が考えられますが、
もし、これらの症状が慢性的に起こり食欲が
ないという場合は、胃下垂、胃アトニーの疑いも
考えられます。胃下垂は胃が垂れさがっている
状態で特に苦痛はありませんが、これに胃の
筋肉の緊張が低下し胃の運動が悪くなる胃
アトニーが加わると症状がでてきます。胃下垂は
お腹の筋肉が弱いためになるケースもありますので、あまり神経質にならずに適度な運動を心掛ける
とよいでしょう。しかし、
めまいなどの症状まであるようなら専門医への
受診をおすすめします。
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