肝臓
肝臓はEmergency(緊急事態)に
立う向かう抵抗力の中心
抵抗力とは
人間のからだを構成する約60兆個の細胞のうち、約2兆個が免疫細胞です。細胞は毎目新しく生まれ替わっていて、免疫細
胞も毎日およそ100億鱈が新しく生まれ替わっています。
免疫細胞には、外から侵入してくる敵に対処するグループと、からだの中で発生した癌細胞などの異常な細胞を処理するグループがあります。
ストレスで抵抗力は?
ほとんどの事に関係していると言われているストレスですが、最近になってそのメカニズムが解明されつつあります。ストレスは、からだを緊張さぜます。そして、からだはその緊張に耐えようとしてエネルギーを消費します。
この状態は、アドレナリンが出て、車のアクセルのような働きをする交感神経が緊張した状態です。交感神経の適度な緊張は、やる気が出ていいのですが、緊張し遇きると血流障害や分泌・排泄機能の低下、体内の酸化物が増加して、炎症・組織破壊や全身の老化が起こります。
免疫も、この交感神経の働きと密接につながっていて、ストレスを強く受けると、外敵に対処するグループが減り、内部異驚に対処するグループが増えます。'しかし、内部異常に対処するグループは、副交感神経優位のリラックス状態でないと働くことが出采ません。
さまざまな病気の背景には、持続的な強いストレスがあると言われる所以は、このあたりにあるのかもしれません。 |
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不用物処理臓器としての肝臓
肝臓にばいろいろな免疫細胞が住み着いています。細菌や古くなった赤血球を食べて処理するマクロファージや、ウイルスに感染してしまった細胞など、異常な細胞を処理するリンパ球のNK(ナチュラルキラ一)細胞やNKT細胞など、100億個以上の免疫細胞が住んでいます。
また、肝臓には、血液が非常にたくさん流れていて、血液の貯蔵庫としての役割もあり、ストレスで血流障害が起こると、その働きが悪くなってしまいます。
肝臓の働きが低下すると、異常な細胞を処理するNK細胞やNKT綱胞の働きも低下してしまいます。
ストレスに対ずる抵抗カUP
東洋医学では、「肝は疏泄を主どる」と言います。情緒を安定させるカを持っているということで、肝臓の働きを常に保っておけば、ストレスに対する抵抗力が増しストレスが多いな災いにはならない、ということを言っています。
ストレスを避けることは出来なくても、ストレスに対する抵抗カを高めることは、個人のカで可能です。
当たり前の事のようですが休養、食事
(栄養のバランス)睡眠、気分転換に
心掛けましょう。
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