”健康診断”血液検査数値の見方
検査の項目 異常値と疾患 基準値
AST(GOT)
ALT(GPT)
ASTは心筋・肝・骨格菌・腎など、ALTは肝・腎などに多く存在するこうそ。これら臓器・組織も損傷で高値示す。 肝炎・胆汁うっ滞・肝硬変
肝がん・アルコール性肝炎
心筋梗塞・筋疾患・溶血
AST:10〜40 IU/L
ALT:5〜40 IU/L
γ-GPT γ-GPTは肝・腎・膵等に多く存在する酵素。
主に肝障害【特にアルコール性)胆道の閉塞状態で高値を示す。
アルコール性肝障害・胆汁うっ滞・肝硬変・肝がん・肝炎 男性70 IU/L以下
女性30 IU/L以下
ALP
アルカリフォスターゼ
肝疾患の指標となる他、骨にも存在する酵素。主に肝臓障害、胆道閉塞で高値を示す。 胆汁うっ血・肝がん・肝炎・肝硬変・骨疾患 115〜359 IU/L
ChE
コリンエステラーゼ
肝臓で作られる酵素、通常、結成アルブミン値と相関。肝臓での合成機能障害や有機リン中毒で低値を示す。 脂肪肝・ネフローゼ症候群
肝硬変・有機リン中毒
男性242〜495 IU/L
女性200〜459 IU/L
LDH
乳酸デヒドロゲナーゼ
組織の障害で上昇する。5種類のアイゾザイムの検査みより損傷のある臓器の推測が出来る。単独で高値の場合は、がんの可能性も。 急性肝炎・心筋梗塞・溶血
がん・白血病
115〜245 IU/L
CK
クレアチンキナーゼ
心筋と骨格筋の障害で高値を示す。急性心筋梗塞の診断に用いられる酵素。 心筋梗塞・筋疾患・脳梗塞・甲状腺機能低下症 男性57〜197 IU/L
女性32〜180 IU/L
アミラーゼ 膵炎で高値を示す。アミラーザは膵と唾液腺などに存在する消化酵素。 膵炎・膵臓がん・唾液腺疾患 60〜200 IU/L
総たんぱく 主な結成たんぱくはアルブミンとγ-グロブリン。低値はアルブミンの低下、高値はgんま-グロブリンの増加に由来する。 脱水・自己免疫疾患・がん
栄養不良・ネフローゼ症候群・重症肝炎
6.7〜8.3g /dL
アルブミン 栄養不良・肝障害・腎障害等で低値をします。肝臓ですくられるたんぱく質で、健康・栄養状態の指標となる。 栄養不良・ネフローゼ症候群・肝炎・肝硬変・がん 3900〜4900mg/dL
総コレステロール 過食や肥満・胆汁うっ滞で低値を示す。血清コレステロー値は主に肝臓でのコレステロールの合成と異化により決定される。 コレステロール過摂取・家族性肥満・糖尿病・動脈硬化・胆汁うっ滞・甲状腺機能低下症
重症肝炎・甲状腺機能亢進症
150〜219mg/dL
LDLコレステロール 高値で動脈硬化の危険因子。LDL(低比重たんぱく)に含まれる悪玉コレステロール。 70〜139mg/dL
HDLコレステロール 末端細胞から肝臓へコレステロールを返送するHDL(高比重リポたんぱく)に含まれる。善玉コレステロール 家族性・飲酒・運動
肥満・糖尿病・動脈硬化
男性40〜86mg/dL
女性40〜96mg/dL
TG
中性脂肪
食物中の脂肪の大半が中性脂肪。脂肪・糖質・アルコールの過剰摂取で増加する。 家族性・肥満・糖尿病・動脈硬化・通風・甲状腺機能低下症 50〜149mg/dL
総ビリルビン 黄疸を認める時測定する。ビリルビンはヘムたんぱくが処理されて生成する。溶血疾患では肝で処理される前の間接ビリルビンが上昇する。 肝炎・肝硬変・肝がん・胆汁うっ滞・黄疸・溶血 0.2〜1.0mg/dL
BUN
尿素窒素
血中に存在する尿素中の窒素量。尿素は食事や組織由来のたんぱく質代謝の終末産物である。主に腎臓機能スクリーニング監査として行う。 腎炎・ネフローゼ症候群・心不全・尿管閉塞・消化管出血・脱水
肝不全・多尿
6〜20mg/dL
クレアチニン 筋収縮のエネルギーに使われるクレアチンから産生される終末代謝産物。腎機能スクリーニング検査として行われる。 腎炎・腎不全・心不全・脱水
筋肉減少・多尿
男性0.61〜1.04mg/dL
女性0.47〜0.79mg/dL
尿酸 プリン体(核酸の構成成分)の終末代謝産物。高尿酸血症が続と尿酸が手足の関節や組織に付着し結晶化して痛風を起こす。腎機能のウクリーニング検査としても行う。 痛風・腎不全 男性3.7〜7.0mg/dL
女性2.5〜7.0mg/dL
グルコース
血糖
血糖はインスリンをはじめとしたホルモン調節などにより恒常性が保たれている。 糖尿病 70〜109mg/dL
HbAic
ヘモグロビンA1c
過去1〜3ヶ月間の血糖コントロールの指標。グルコース(ブドウ糖)がヘモグロビンに結合したもの。 糖尿病
溶血・出血
4.3〜5.8%
赤血球数 赤血球の合成阻害・崩壊・損失で低値となる。 赤血球増加症・脱水
貧血・出血
男性427〜570×104μL
女性376〜500×104μL
血色素量 貧血で低値を示す。ヘム鉄とグロビンからなる赤血球中の赤い色素 男性13.5〜17.6g/dL
女性11.3〜15.2g/dL
白血球数 白血病・炎症性疾患で上昇する。病原体などからカラダを守る働きをしている。最近やウイルスが入り込むと体を守るために増加。ストレスや白血病などでも増加する。 感染症・炎症・白血病・ストレス
貧血・抗がん剤の投与・放射線照射
男性3900〜9800/μL
女性3500〜9100/μL
血小板数 血小板は止血に関与する。血小板の多量消費・合成阻害・損失で減少。また、薬剤等で血小板弁償の副作用も 出血・術後・件戦勝・炎症
肝硬変・DIC・急性白血病・抗がん剤の投与
男性13.1〜36.2×104μL
女性13.0〜36.9×104μL
CRP
C反応性蛋白
感染症や炎症性疾患で上昇するたんぱく質。動脈硬化性疾患やそのリスク状態でも上昇する。 感染症・炎症性疾患・心筋梗塞・がん。自己免疫疾患・動脈硬化 0.30mg/dL以下
※基準値は実施する機関によって検査法j法・検査機器及び試薬などが異なる場合がありますので、ひとつの目安と考えてください。
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