チョッと存知ですか!?
炎天下のゴルフにビールは危険!?

夏場の炎天下でのゴルフ。ビールがおいしいと、水も飲まずにゴルフを続けると、昼
は汗でカラダの水分を失い、さらにアルコールの利尿作用でも水分を失う。もう血液
はドロドロです。これが脳の静脈を詰まらせることがあるのです。
脳から血液が心臓へ戻るときは、脳を包む硬い膜の中の静脈洞(どう)を通過する。
その静脈洞に血栓(血のかたまり)が詰まってしまう。エコノミークラス症侯群は脚の静脈ででき
た血栓が肺動脈で詰まる病気で、原理は同じです。自覚症状は、時問ととも頭痛がど
んどんひどくなります。嘔吐し、目がかすみ、意識がボーツとしてきます。重症だったり、
治療が遅れると死に結びつきます。

晋段と運動時では汗のかき方が違う

安静時ではr温熱性発汗」が中心です。これは外気温の上昇に伴って皮膚温が上がる
ことによって行われる発汗。これに汗をかいていると感じないのにかいている「不感
蒸発」を合わせると、1目に1L以上の汗をかいているんです。

また、運動し筋肉を動かせぱ代謝が盛んになって、運動性の熱産生が起きます。そう
するとカラダの深部体温が上がり、体温を下げるために大量の汗を出して体温調節す
るわけです。たとえば炎天下を10分歩くだけで100mL、激しい運動を1時問する
と1Lの汗をかくことになります。
多量の汗をかくと熱中症や脱水症状に

人問のカラダは60%が水分。代謝を有効に行うためには細胞内と細胞外(血液)の水分
が保たれる必要があります。運動などで体重の2%程度(70kgだったら1.4L)の水分が
失われるだけで、何らかの症状が現れてきます。まず汗が大量に出ると汗の原料である血
液が減り、血液が濃縮されて粘りけが増す。カラダの熱を逃がそうとして皮膚血量を増
やす。すると心臓や脳に届く血液が減るため心臓への負担が大きくなり、心筋梗塞や脳梗
塞などの危険性が高まるのです。さらに血液が減って濃くなると、紬胞内も脱水状態にな
って代謝ができなくなります。脱水になると、カラダは汗を減らすように働きます。

すると熱が体内にたまって体温が上昇し「熱バテ」になります。さらに進むと、意識障害
やけいれんを伴う熱中症を起こし、死に至る危険性もあるのです。このように脱水はカラ
ダに大きなダメージを与えるので、水分補給は重要であり、軽く考えるのは禁物です。
ガブ飲みはダメ!水分補給にもコツがある

のどの渇きはあてにならないと恩ってください。というのは、渇き中枢はかなり血液を
濃縮しないと乾きを感じないのです。水分の補給が必要なのにのどの渇きはない。だから
のどが渇いてからでは遅いのです。のどが渇いてなくても、コースに出る前とプレー中に
少しずつ補給していくのがコツです。のどの乾きが潤う以上に100mLくらいを目安に飲
みましょう。休んでガブガブ飲むよりも、プレー中に1ショットずつ小飲みにするのが
良いでしょう。

その方が汗を必要以上にかかないし、ミネラルの損失も少なくてすみます。そのとき
汗で失われてしまうミネラルや有機酸の補給も大切です。
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