関節はカタイ骨と骨がぶつかることなく、スムーズに動かすための場所で、カラダの中に
約140ヵ所もあります。
 その中で膝は、2本足で歩く人間にとって立つ、歩くこと、そして、体重や重力の負担が大きくかかっている部位です。それだけに様々な障害が生じやすい所です。
 膝関節は、カラダの中で一番長い大腿骨と2番目に長い脛骨の骨と骨の間をつないでいます。この骨と骨は直接ぶつからないようにそれぞれの骨の先端に骨を包み込むように軟骨がついています。
 
膝関節は滑膜といわれる膜で覆われ、軟骨のまわりは関節液という液体で満たされています。関節液は粘りけのある液体で、関節の潤滑油の役割を担っています。軟骨は
スポンジのような構造をしていますので、このクッションを利用して弾力性を保っています。
 また、軟骨の表面はゆで卵の白身のようになめらかで関節をスムーズに動かしています。膝関節は軟骨と軟骨の隙間が大きくその隙間には繊維状の軟骨である半月版があります。

 若く元気な膝の関節はしっかりとした骨と筋肉で覆われ、すべすべした軟骨でできているので、ッスムーズに動かすことができます。しかし、軟骨がボロボロになったり(軟骨がすり減)、過案説を支える筋肉の力不足(筋力不足)や骨が弱くなったり(骨がもろくなる)、血液の流れが悪くなると(血行不良)関節がうまく動かせなくなり、痛みが出てきてしまいます。

これが中高年から多く見られる「変形性膝関節症」です。
 膝の軟骨は毎日、立ったり歩いたりすることで、負担がかかります。よって、加齢とともに長年負担をかけてきた軟骨がすり減り、痛みが発生するのです。
実際、50歳代の女性の約2分の1が”膝に痛み”を持っていると言われれています。
 
膝の軟骨がすり減る原因は、加齢だけではありません。肥満も大きな原因で、数kgの体重増加でも膝には大きな負担になります。また、急な運動や登山やハイキングなども膝に大きな負担をかけることになり、軟骨のすり減り、痛みが発生することになります。
膝の関節を支えているのが筋肉です。筋肉がしっかりしてえいれば、運動や体重による関節の負担を減らすことが出来ます。

中高年になると、若いときの50〜60%の筋力まで低下してしまうと言われています。よって、この筋肉の低下が中高年以降の膝の関節負担を大きくして痛みの元となります。職が細い方やダイエットによって筋肉のもとであるアミノ酸が不足すると強い筋肉ができにくくなります。筋肉を強くするためには適度な運動も大切です。
軟骨は栄養(原料)をもとにすり減った部分を再生したり、修復したりします。軟骨に必要な栄養成分は血液に乗って運ばれ、関節ないにある関節液を通して補給されます。ところが、膝や足腰が冷ると血行が悪化して栄養成分が運ばれなくなり、修復が遅れてしまいます。
 骨がカスカスになったり、もろくなったりすると骨折や腰痛の原因でもある骨粗しょう症の状態になります。骨が弱くなると言うことはそれだけ体重を支えにくく、膝などの関節に負担がかかることになります。
 骨はアミノ酸からできたコラーゲンのあみ目にかカルシウムをうめた構造になっています。だから、骨を強く元気にするためには、カルシウムとアミノ酸が大切です。それに加えて日光に当たったり、適度な運動が骨を作る大切な刺激になります。

この情報の、食材情報は学術情報であり、製品と直接関係はありません。
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